一般財団法人環境イノベーション情報機構
モニタリングサイト1000陸生鳥類調査 越冬期の調査結果まとまる
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2013.10.08 【情報源】環境省/2013.10.08 発表
環境省は、平成25年10月8日、モニタリングサイト1000事業の一環として実施している平成24年度陸生鳥類調査(越冬期)の調査結果を取りまとめ公表した。平成24年度の調査は、一般サイトの森林47サイト、草原7サイト、合計54サイトで行われ、合計107種(森林94種、草原57種)の鳥類が確認された。このうち森林サイトで確認された鳥類の出現率(%)上位10種は順に ヒヨドリ(91.5)、ヤマガラ(87.2)、ハシブトガラス(85.1)、シジュウカラ(80.6)、コゲラ(80.6)、メジロ(68.1)、シロハラ(66.0)、ウグイス(61.7)、ウソ(61.7)、エナガ(59.6)であった。過去4年間の越冬期の調査結果と比較すると、例年の出現率が5−6位であったヤマガラとエナガが平成24年度はそれぞれ2位と10位となるという対照的な結果が得られた。
環境省では、温暖化や人為活動による環境変動は鳥類の生息環境を変化させると考えられていることから、こうした鳥種の組み合わせの傾向を変化させる背景にもなりうるとしている。【環境省】