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環境ニュース[国内]

三井不動産レジ、全住戸が蓄電池付きHEMSに対応したマンション 国内で初めて

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2013.10.07 【情報源】企業/2013.10.02 発表

 三井不動産レジデンシャルは、全住戸に蓄電池と住宅エネルギー管理システム(HEMS)連携システムを導入した国内初の超高層分譲タワーマンション「パークタワー新川崎」(川崎市幸区)のモデルルームを10月5日開設し、11月上旬に販売を始める。蓄電池とHEMSによって、各住戸の電気代節約と電力需給ピークカット、非常用電源確保を実現する。
 蓄電池とHEMSの連携システムは、日立製作所、日立マクセルと開発した。安価な電力料金時間帯に蓄電池に充電し、料金が高い時間帯に放電することで電気代を削減すると同時にピークシフトを促進する。専有部では、蓄電システムと住戸全体の電力使用量、主な家電の電力消費量を自動計測して「見える化」する。家電の遠隔制御も可能。
 居住者は、スマートフォン(高機能携帯電話)やパソコン、インターホンなどから電力使用量が確認でき、設定した電力使用量の目標値に近付いた時や電力使用制限要請があった場合は、アラームメールが自動送信される。共用部では、マンション全体の電力使用量などを自動計測して「見える化」し、電力需要状況と電気事業者の電力需給ピーク情報を連動させることで、共用設備の運転などを自動で制御する。蓄電池は非常用電源として使え、停電時もダイニングの照明、リビングコンセント、冷蔵庫、テレビやインターネットの通信設備が約3時間使用できる。
 パークタワー新川崎は47階建て、延べ床面積7万5861.66m2、総戸数670戸で2015年3月中旬の完成を予定する。JR横須賀線・湘南新宿ラインの新川崎駅、南武線の鹿島田駅とつながる。【三井不動産レジデンシャル(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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