パナソニックカーエレクトロニクス、EV・PHV用充電設備の販売設置事業を開始

【大気環境 交通問題】 【掲載日】2013.09.20 【情報源】企業／2013.09.18 発表

　パナソニックグループでカーナビゲーションやETC（自動料金収受システム）などの車載機器を販売するパナソニックカーエレクトロニクス（PCE）は、新たに電気自動車（EV）・プラグインハイブリッド車（PHV）用充電設備の販売設置事業を始める。販売ルートへの取り付けを推進し、カーディーラーやカー用品店に向けて積極展開する。
　パナソニックグループはこれまで住宅設備や公共施設を中心にEV・PHV用充電設備を販売してきた。今回PCEが事業を開始することでPCEの取引先になっている全国4万店のカーエレクトロニクス製品販売ルートを活用し、EV・PHV利用者が立ち寄る機会の多いディーラー、カー用品店、整備工場など自動車関連の事業者を対象に設置を促進する。
　PCEは、コンセントタイプや、パナソニックが「ELSEEV（エルシーヴ）」ブランドで販売しているスタンドタイプなど幅広い充電設備のラインアップを提供する。さらに施工、屋外看板デザインや駐車場のラインペイントなどの付帯工事からアフターサービス、国・自治体の補助金申請まで一貫したサポート体制でさまざまなニーズに応える。
　既にPCEは、カー用品店チェーン最大手のオートバックスグループ向けにオリジナルデザインの充電スタンドを納入し、店舗の駐車場内に設ける充電コーナーの工事を請け負っている。将来はカーディーラー、カー用品店などで顧客が新車を購入する際、車両やオプションパーツとともに家庭用充電器が商談・購入できる環境の整備を目指す。【パナソニック（株）】