一般財団法人環境イノベーション情報機構
中国四国版の環境経済観測調査(平成25年6月)結果まとまる
【エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2013.08.30 【情報源】環境省/2013.08.30 発表
環境省中国四国地方環境事務所は、平成25年8月30日、中国四国版の環境経済観測調査(平成25年6月)を公表した。公表によると、中国四国地域の企業が現在有望と考える環境ビジネスは、全国調査と同様、省エネルギー自動車及び太陽光発電システム(関連機器製造)を挙げる割合が高く、先行きにかけても、半年先の上位2項目は現在と同様であるが、10年先は再生可能エネルギー(太陽光発電システム関連を除く)への期待が高くなっている。
中国四国地域の回答企業のうち、今後新たに環境ビジネスを実施したいと回答した企業345社のうち41社(11.9%)が新規環境ビジネスについて実施意向を示した。具体的には、全国調査と同様、再生可能エネルギー(太陽光発電システム関連を除く)を挙げる企業の割合が最も高かった。
環境ビジネスを実施中の企業における、環境ビジネスに係る「現在」(6月)の業況DI※は前回調査から5ポイント改善して15となり、全ビジネス(全産業)の-2を大きく上回り、一定の好況感を示した。また、先行きにかけても、緩やかな改善傾向となった。
また、ビジネス全体の業況等を示す「国内需給」、「提供価格」、「研究開発費」、「設備規模」、「人員体制」及び「資金繰り」の各項目において、中国四国地域の企業における環境ビジネスDIは全ビジネスのDIを総じて上回った。
さらに、環境ビジネス分類別に見ると、業況については全般的に上昇傾向であることが示されており、特に地球温暖化対策関連のビジネスについては「国内需給」、「研究開発費」及び「設備規模」、また、廃棄物処理・資源有効利用関連のビジネスについては「研究開発費」、「設備規模」及び「人員体制」への期待感が示された結果となった。
※DI(Diffusion Index):景気動向指数の一種。「良い」と答えた割合(%)から悪いと答えた割合(%)を引いて算出。
【環境省】