一般財団法人環境イノベーション情報機構
ソーラーフロンティア、サウジアラビアのメガソーラー稼働半年の発電実績公開
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.08.30 【情報源】企業/2013.08.27 発表
昭和シェル石油100%子会社で太陽電池生産のソーラーフロンティアは、自社のCIS薄膜太陽電池モジュールを納入したサウジアラビアのメガソーラー(大規模太陽光発電所)の稼働半年の発電実績を公開した。10.5MW(1万500kW)の出力があり、6カ月で8498MWh(849万8000kWh)の発電量を記録し、モジュールが高い性能を発揮しているという。このメガソーラーは、サウジアラビア東部のダーラン市にある国営石油会社、サウジアラムコのオフィス駐車場(4450台収容、16〜18ha)の屋根に設置され、2012年12月から稼働している。同市は日射量が多いものの、暑さが激しいうえ砂漠地帯にあることから、モジュールを含む太陽光発電システムには最高レベルの品質と耐久性が求められる。
今回明らかにされたメガソーラーの稼働6カ月の発電実績によって、ソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池モジュールが品質と耐久性の両面に優れていることが証明され、高いエネルギー生産量を実現した。ソーラーフロンティアは、この結果を機にサウジアラビアでCIS薄膜太陽電池モジュールへの期待が一層高まっていく、と強調している。
CIS薄膜太陽電池は、銅(C)、インジウム(I)、セレン(S)を使用して独自技術で生産する次世代太陽電池で、設置容量(kW)あたりの実発電量(kWh)の高さが特長となり、高温環境でも発電性能を発揮する。ソーラーフロンティアは、サウジアラビアのメガソーラーで今回実証された発電量実績をアピールし、日射量の多い地域で導入を目指す。【ソーラーフロンティア(株)】