一般財団法人環境イノベーション情報機構
モニタリングサイト1000 平成25年度シギ・チドリ類調査 春期調査結果を速報
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2013.08.20 【情報源】環境省/2013.08.20 発表
環境省は、平成25年8月20日、モニタリングサイト1000の一環として実施しているシギ・チドリ類調査について、平成25年度の春期(4月〜5月)に行った調査結果の速報を取りまとめ公表した。平成25年度の春期の調査では、日本全国のシギ・チドリ類の最大個体数の合計は、昨年度に比べ3,593増の104,138個体であった。
種別に見ると、普段は沖の方で群れで生活するためあまり観察されない、アカエリヒレアシシギが昨年に比べ約3.8倍増の19,319個体と特に多く確認された。
絶滅危惧種では、絶滅危惧IA類(CR)のカラフトアオアシシギ2個体、絶滅危惧IB類(EN)のコシャクシギ58個体が確認されたが、これまで1〜3個体程度確認されていたヘラシギが今年は確認されなかった。ヘラシギは東アジアでの個体数が減少していることから、環境省では今後の動向が注目されるとしている。【環境省】