一般財団法人環境イノベーション情報機構
富士経済、2020年の有機EL用材料市場の1000億円超えを予測、2015年以降市場拡大。 〜LED関連部材、有機EL用材料など照明・光源部材の世界市場調査〜
【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2013.08.13 【情報源】企業/2013.08.12 発表
富士経済は、照明器具、管球製品などの市場調査に続き、LED照明と今後拡大が予測される有機EL照明の構成材料・部品の世界市場を調査、その結果を公表した。調査対象は、LEDパッケージおよびその構成材料、熱対策、拡散・導光用部材、電源・ドライバなどLED関連8品目、有機EL用では封止材、光取り出し部材の2品目、その他従来の照明用途含む反射板、制御システムとしている。
調査結果では、LEDパッケージとその部材市場(2012年:7,952億円)が、2020年には約33%増の1兆円超の規模に、LEDモジュール・関連部材(2012年:1,974億円)では4.8倍の9,514億円になると予測した。
また、有機EL用部材(2品目)は、2012年で1億円にも満たない市場だが、2015年以降の量産開始、その後の急拡大を予測、2020年には1,130億円市場とみている。
品目別には、有機EL用封止材でガラス基板のみの現状から、2015年ごろにはフィルム基板、ハイバリアフィルム基板が実用化、その市場の立ち上がりを予測した。基板に貼りつけることで、発光層の光取り出し効率を高める光取り出し部材も、同様に急拡大するとしている。【(株)富士経済】