一般財団法人環境イノベーション情報機構
パナソニックシステムネット、創エネ・蓄エネ機能を持つ屋外型の電源装置発売
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2013.07.12 【情報源】企業/2013.07.10 発表
パナソニックグループでインフラシステム開発のパナソニックシステムネットワークスは、創エネ・蓄エネ機能を持つ屋外型の電源装置「屋外インフラ用創蓄連携装置」を10月に発売する。リチウムイオン電池の採用と内蔵機器の構成の工夫などで小型・軽量化を図った。商用電源、太陽光電源と連携し、非常時の設備機器の継続運用を可能にする。自治体、省庁、エネルギー関連企業、鉄道事業者、大型商業施設などで災害時の電源確保と、ネットワークカメラや通信機器などのインフラ設備の継続運用ニーズが高まっていることを受けた。従来の鉛電池でのバックアップの問題を解消し、他の機器とのシステム化を容易にした。鉛電池は、大きな設置スペースと定期的な電池交換が必要だった。
幅570mm、高さ965mm、奥行き295mmのサイズで蓄電容量2.7kWh、出力電力100Wを実現した。重量は約100kgとなる。バッテリー部と電源制御部だけの構成にしたこととリチウムイオン電池で小型化し、鉛蓄電池で2.7kWh蓄電する場合と比べて体積が15%減り、重さは半減する。気温−10℃〜50℃の環境に対応し、屋外のさまざまな場所に設置できる。
商用電源と接続したシステムを稼働させると同時に、リチウムイオン電池を蓄電し、太陽光発電パネルと組み合わせると、発電した電力をリチウムイオン電池に蓄電できる。通常時は商用電源や太陽光電源でシステムを動作させ、非常時は蓄電池から接続機器に電力を供給する。充放電回数は4000サイクルで、平均的な運用で約10年の長寿命となる。【パナソニック システムネットワークス(株)】