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環境ニュース[国内]

北九州市 市特許の高度浄水処理装置 ベトナム・ハイフォン市に

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2013.07.10 【情報源】地方自治体/2013.05.30 発表

 北九州市が特許を持つ高度浄水処理装置がベトナム・ハイフォン市の浄水場に採用されることが決まった。北九州市はアジアの途上国での「水ビジネス」に注力し、設計などのコンサルタント業務を行ってきたが、実際に装置が海外で導入されるのは初めて。今秋からの稼働を目指す。
 市によると、導入されるのは、微生物の自然浄化作用を利用し、アンモニア窒素トリハロメタンなどの有害物質を除去する「上向流式生物接触濾過(U-BCF)」と呼ばれる方式を採用した装置。他の方式に比べ、安価で構築できるのが利点という。
 北九州市と共同で研究を重ねてきた神鋼環境ソリューション(神戸市)が約2300万円で中核部分の工事を受注。市はアドバイザーとして事業を側面から支える。ハイフォン市は、中国との国境も近いベトナム北部にある。同国第3の都市で人口約190万人。浄水場の処理能力は1日約5000tという。
 記者会見した北橋健治市長は「今回は小規模だが、輸出可能なビジネスだと証明するもの。他にも波及していくことを期待したい」と話した。 上下水道局海外・広域事業部海外事業課 TEL:093-582-3111 【北九州市】

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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