一般財団法人環境イノベーション情報機構
香川県 里山再生仕組みづくりへ 県推進協議会を設置
【自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2013.07.10 【情報源】地方自治体/2013.05.27 発表
放置された森林や竹林が拡大するなか、香川県は里山の整備・再生に向けた仕組みづくりに取り組む。行政、森林組合、消費者団体などの関係者らで構成する「県里山再生推進協議会」(会長=増田拓朗・香川大工学部長)を5月29日に設立、今年度末に取りまとめる。県内の森林面積は8万7245haで県土面積に対する割合は47%で、そのうち里山林は約6万9000ha(広葉樹林など6万6000ha、竹林約3000ha)。広葉樹林は薪炭材の生産などでかつては整備されたが、生活様式の変化で多くが放置された状態。竹林の侵入も続き、水資源涵養などの機能を持つ里山の整備・保全が重要となってきている。
推進協では、里山の整備・保全をはじめ、一部の企業が竹林資源を活用した商品開発などに取り組んでいる里山資源の利活用の推進についても協議する。
また、海に栄養分を供給する里山の再生を目指して漁業関係者が竹林伐採や植林をする取り組みが始まり、県は新たに「里海づくりも進める。 環境森林部みどり整備課 TEL:087-832-3459 【香川県】