一般財団法人環境イノベーション情報機構
新潟県 木質バイオマス発電 実現可能性探る検討会
【エネルギー バイオマス】 【掲載日】2013.07.09 【情報源】地方自治体/2013.05.20 発表
新潟県は5月22日、間伐材などを燃やして発電する「木質バイオマス発電」の実現可能性について、県の検討会の初会合を新潟市内で開催した。検討会は県内の間伐材や廃材などの森林資源を有効活用し、地域循環型の森林づくりを進め、山村地域の振興を図るのが狙い。現状や課題報告とともに「間伐材・廃材の安定供給が不可欠だ」との意見が出た。
木質バイオマス発電は、山林の放置された木材や、製材で出た樹皮、木くずなどを燃やし、タービンを回して発電する。
昨年7月に始まった電力会社に買い取りを義務づける再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度で、バイオマス発電が対象となったことから、新潟県はバイオマス発電の事業化を検討。今年度予算に300万円が計上され、検討会が発足した。
会合後、座長の小島康夫新潟大農学部教授は、木質バイオマス発電の実現可能性は「十分ある」と語った。県は来年3月までに最終報告をまとめたいとしている。 農林水産部林政課 TEL:025-280-5321 【新潟県】