一般財団法人環境イノベーション情報機構
「荒尾干潟」の東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワークへ参加
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2013.06.24 【情報源】環境省/2013.06.24 発表
環境省は、平成25年6月24日、東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワークへの参加湿地に宮崎県大崎市の「荒尾干潟」の参加が承認されたと発表。「東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワーク」は、「東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ」に基づいて構築された、東アジア・オーストラリア地域に生息する渡り性水鳥を対象とする重要生息地の国際的なネットワーク。平成25年6月20日現在、16か国、113か所の湿地が参加、日本国内では今回承認された「荒尾干潟」を含めて30か所が参加している。
なお、「荒尾干潟」が承認された理由は、国際自然保護連合(IUCN)が作成したレッドリストに掲載されている絶滅のおそれのある2種の渡り性水鳥(クロツラヘラサギ、ズグロカモメ)が確認されていること。2種(ズグロカモメ、キアシシギ)の個体数の1%以上を定期的に支えていること。チュウシャクシギ、オオソリハシシギ、ソリハシシギ、キアシシギ、ハマシギ、キョウジョシギ、ダイゼン、メダイチドリ、シロチドリの個体数の0.25%以上を定期的に支えていることなどをあげている。【環境省】