一般財団法人環境イノベーション情報機構
環境省 平成24年度水生生物放射性物質モニタリング調査結果(秋期調査) 公表
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2013.05.31 【情報源】環境省/2013.05.31 発表
環境省は、平成25年5月31日、平成24年度水生生物放射性物質モニタリング調査結果(秋期調査)の結果を取りまとめ公表した。この調査は、平成24年9月12日〜11月25日に福島県内を中心に河川6ヵ所、湖沼4ヵ所、海域3ヵ所の計13ヵ所で採取した水生生物等の放射性物質(Cs-134、Cs-137)濃度を測定したもの。
公表によると、河川及び湖沼の植物(藻類等)で3.0〜540Bq/kg-wet、水生昆虫で14〜1,770Bq/kg-wet、甲殻類で30〜1,320Bq/kg-wet、貝類で9.0〜440Bq/kg-wet、魚類で1.1〜2,440Bq/kg-wet、両生類で43〜1,620Bq/kg-wet、粗粒状有機物(枯葉等)で48〜1,740Bq/kg-wetを検出した。また、海域では植物(藻類等)でND〜8.7Bq/kg-wet、ウニ、ヒトデ、ナマコで12〜42Bq/kg-wet、甲殻類でND〜13Bq/kg-wet、ゴカイで6.4Bq/kg-wet、貝類でND〜60Bq/kg-wet、魚類で0.9〜118Bq/kg-wetを検出した。
環境省では、継続的に水生生物の放射性物質測定を実施(年3〜4回程度を予定)するとしている。【環境省】