一般財団法人環境イノベーション情報機構
ニホンウナギの産卵生態調査 再度実施へ
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2013.05.23 【情報源】水産庁/2013.05.23 発表
水産庁は、平成25年5月23日から7月16日まで北西太平洋において、ニホンウナギの産卵生態調査を実施する。今回の調査は、平成20年度〜平成22年度に実施した産卵生態調査の結果と、近年における稚魚(シラスウナギ)の来遊量の減少をふまえて、ウナギの来遊元となる海域の推定や、人工種苗の安定供給のための技術開発を進めるために実施すもの。
独立行政法人 水産総合研究センターの協力のもと、[1] 中層トロール網による成熟した親魚の捕獲、[2] 産卵場形成を解明するための海洋観測、[3] ウナギの卵・仔魚と、その餌料として有力視されているマリンスノーの採取等を実施する。
なお、平成20年度〜平成22年度に実施した調査では、成熟したウナギ親魚や、ふ化後間もない仔魚の捕獲に成功している。【水産庁】