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環境ニュース[国内]

積水ハウス、顧客と推進する庭づくり・まちづくりで2012年度に100万本の植栽達成

環境一般 CSR】 【掲載日】2013.05.20 【情報源】企業/2013.05.15 発表

 積水ハウスは、顧客とともに自然への思いを共有して推進する庭づくり・まちづくりで、2012年度に初めて、1年間の植栽本数100万本を達成した。「5本の樹」計画と名付けて2001年に始め、累計では913万本になった。5本のうち3本は鳥、2本はチョウのために、との願いを象徴的に込め、顧客に対して住宅の庭に植えることを提案している。
 積水ハウスは、エクステリア(庭や外構など建物の外側)事業で年間500億円規模の売上高があり、日本最大の造園会社ともいえることから、5本の樹計画に取り組んだ。建物と庭が一体となって初めて良い住まいが実現すると考え、田や雑木林など人が手を入れることで生態系を維持する里山を手本に、庭づくり・まちづくりを進めている。
 日本を5つの気候風土に分け、各地域に適した自生種・在来種を中心に、庭に植栽することを顧客に提案。郊外の森や里山と住宅地の緑を結び、生き物を支えるネットワークを形成して生態系保全に貢献するとともに、顧客は自宅の庭に植えた木に野鳥を呼び寄せて季節を感じられるようになるうえ、子供の情操教育に活用できる利点もある。
 これまで樹種と生き物の関係を紹介する冊子を顧客に配布したり、携帯電話向けの樹木と野鳥の図鑑サイトの運営、分譲地での生き物調査などの取り組みを実施。年間植栽本数はほぼ毎年増加し、2010年度は91万本、2011年度は96万本となり、2012年度に101万本で大台を超えた。2013年度は年間110万本の植栽と、累計1000万本突破を目指す。【積水ハウス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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