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環境ニュース[国内]

富士電機、熊本工場敷地内に大規模太陽光発電施設を建設して太陽光発電事業を実施

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.05.14 【情報源】企業/2013.05.10 発表

 富士電機は、熊本工場(熊本県南関町)の敷地内に大規模太陽光発電施設(メガソーラー)を建設し、太陽光発電事業を実施する。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、発電電力の全量を九州電力に売電するとともに、同工場で生産するフィルム型のアモルファス太陽電池セルを使用し、大規模設備でのセルの評価も行う。
 メガソーラーは、熊本工場内の未利用地3万m2を活用して設置。5月中旬に着工して10月の稼働開始を予定する。1MW(1000kW)の出力があり、年間100万kWhの発電電力量を予想し、年間約4000万円の売電収入を見込んでいる。再生可能エネルギー関連の発電・エンジニアリングなどを手掛ける100%子会社の富士グリーンパワーが運営する。
 「FWAVE」の商品名で展開するフィルム型のアモルファス太陽電池セルを使う。FWAVEは樹脂製で、軽量・薄型で曲がることが特長となり、建材の一部などに利用されている。一般的な結晶系太陽電池セルと比べて発電効率はやや劣るものの、高温に強いうえ曇天時でも発電性能に優れる特性を持つ。今回、メガソーラーでの性能を検証する。
 富士電機製の大規模太陽光発電所向けパワーコンディショナー(電力変換器)も設置。業界最高の98.5%の変換効率を誇り、実際の運転を通して実証する。富士電機の太陽光発電事業としては、4月に運転を始めた2MW(2000kW)の山梨製作所(山梨県南アルプス市)敷地内に続き2件目。同製作所はFWAVEではなく他社の太陽電池を使用した。【富士電機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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