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環境ニュース[国内]

「富士山」の世界文化遺産登録は適当 ICOMOS(イコモス)がユネスコに勧告

自然環境 自然公園】 【掲載日】2013.05.02 【情報源】環境省/2013.05.01 発表

 世界遺産委員会の諮問機関である国際記念物遺跡会議(ICOMOS)がユネスコに、日本が推薦している「富士山」の世界文化遺産登録は妥当と勧告していたことが平成25年5月1日までに明らかになった。
 今回のICOMOSの勧告は、富士山は疑いなく日本におけるひとつの国家的な象徴ではあるが、その影響は日本をはるかに越えて及んでおり、今や国家的意義を広範に越えていると評価。
 また、一群の(構成資産)が全体としての意味を伝達できることは、価値の理解にとって重要である。このことは、個々の構成資産が全体の文脈において容易に理解できなければならないということを意味する。個々の構成資産が山麓の巡礼路及び登山路との関連の下にどのように使われたのかが容易に認知されるとともに、御師住宅と登山路との関係のように構成資産間の関係性についても容易に認知されることが必要である。個々の構成資産は、それら自体で意味を持つのではなく、ひとつの大きな絵の中の(複数の)要素であると評価している。
 ただし、富士山から45km離れている三保松原は、構成資産として見ることが出来ないため、除外するよう求めている。
 今後、平成25年6月16日からカンボジアの首都プノンペンにおいて開催される予定の第37回世界遺産委員会において、今回のイコモスの本評価結果及び勧告を踏まえ、世界遺産一覧表への記載の可否が決定される。【環境省】

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