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環境ニュース[国内]

三菱電機、住宅用太陽電池モジュールで出力高めた新モデルを発売

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.04.24 【情報源】企業/2013.04.18 発表

 三菱電機は、住宅用の単結晶無はんだ太陽電池モジュール「マルチルーフ」で出力を高めた新モデルを6月20日に発売する。同モジュールは多彩な形状の組み合わせで限られた屋根スペースを最大限に有効活用できる。高出力化で太陽光発電システム全体での発電能力を従来以上に向上させ、家1軒あたりの売電量の増加を図る。出力は20年間保証する。
 マルチルーフは、標準的な長方形、その半分のハーフ、細長のスリム、その半分のスリムハーフ、台形左用、同右用の各モデルをそろえ、さまざまな屋根のスペースに応じて最適に組み合わせることで設置容量を最大化できる。例えば、傾斜面が2つの切り妻屋根の場合、標準長方形だけだと3.62kWとなるケースで4.58kWに、4方向に傾斜がある寄せ棟屋根では2.64kWから4.58kWに増やせる。
 新製品は、セル表面の電極を細くして受光面積を拡大するとともに、表面の不純物の濃度を抑えて電子の移動をスムーズにした。同時にモジュールのガラスの特性を最適化し、発電に適した波長の光をより多く透過させ、これまでと同じ大きさで全モデルの出力を高めた。長方形モデルの公称最大出力は、従来モデルより8W増えて220Wになった。
 さらに、JIS(日本工業規格)より厳しい独自の基準で工場出荷時に公称最大出力を上回る出力を確保する。出力は、JISが規定する条件で公称最大値の80%を下回った場合、一般的なモジュールの保証期間の2倍にあたる20年間、無料で修理する。住宅用太陽電池モジュールで高まる設置システムの発電量向上へのニーズに応えた。【三菱電機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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