一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

ホンダ、新四輪工場で最先端のCO2削減設備とビオトープ

環境一般 CSR】 【掲載日】2013.04.18 【情報源】企業/2013.04.16 発表

 ホンダは、埼玉県寄居町で建設中の埼玉製作所寄居工場の環境への取り組みを公表した。工場エネルギー管理システム(FEMS)、ソーラー発電装置など各種の設備・システムでエネルギー供給を効率化してCO2排出削減を図るとともに、生物多様性に配慮して生物の生息空間(ビオトープ)や地域の植生に合わせた里山森林を設置する。
 寄居工場は年間25万台の生産能力を持つ四輪完成車工場となり、7月の稼働を予定。最先端の生産技術を導入すると同時に、世界トップ水準の省エネ工場を目指す。エネルギー供給の効率化では、エネルギーの使用状況や設備の運転状態を監視し、目標管理や異常リスク対策ができるFEMSによって、エネルギーの安定供給とCO2を低減する。
 このほか、これまで捨てていた熱を暖房用の熱源にしてヒートポンプ冷凍機で活用し、ボイラー熱源だけの場合と比べてCO2排出を約60%削減する。空調は室内全体ではなく人の作業空間だけにするシステムにして、空調エネルギーを従来方式から約40%低減。2.6MW(2600kW)のソーラー発電も設置し、年間約1200tのCO2排出量を削減する。
 約95万m2の敷地のうち30%にあたる約28万m2の緑地を確保。その中に約1.6万m2のビオトープを設け、トウキョウサンショウウオ、ホトケドジョウなどの希少種を保全する。里山森林は周辺地域と融合した森づくりを進め、子供たちの自然環境学習の場に提供する。さらに、リサイクル可能な工法や建材を使用してリサイクル率を高める。【本田技研工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク