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環境ニュース[国内]

富士電機、山梨製作所でメガソーラー運転開始

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.04.18 【情報源】企業/2013.04.15 発表

 富士電機が山梨製作所(山梨県南アルプス市)に建設した大規模太陽光発電施設(メガソーラー)が運転を始めた。発電した電力全量を再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づいて東京電力に売電するとともに、自社のパワーエレクトロニクス(電力関連技術)製品の品質評価や、設備建設・施工技術を実証する場にも活用する。
 固定価格買い取り制度を活用した太陽光発電設備による売電事業は、富士電機にとって初めてとなる。大規模太陽光発電施設は「富士電機南アルプスエネルギーパーク」と呼び、3万7000m2の敷地面積がある。出力は2MW(2000kW)。再生可能エネルギー関連の発電・エンジニアリングなどを手掛ける100%子会社が運営する。
 発電電力量の予想値は公表していないが、年間で200万kWh前後とみられる。発電施設には、富士電機製の大規模太陽光発電所向けパワーコンディショナー(電力変換器)の1MW(1000kW)用を2台設置した。業界最高の98.5%の変換効率でエネルギー損失を抑えられることが特徴で、実際の運転を通して性能を実証する。
 さらに、大規模太陽光発電施設を太陽光発電設備の設計・調達・建設(EPC)を一括して請け負うEPC事業のモデルと位置づけ、ノウハウを蓄積してEPC事業の拡大につなげる。山梨製作所は電力用半導体工場で、建物や生産ラインは完成し、2013年度中の稼働開始を予定する。大規模太陽光発電施設は敷地内の未利用地に設けた。【富士電機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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