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環境ニュース[国内]

東芝、自社の技術・システムを活用して太陽光発電事業に参入、グループ拠点に設置

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.04.01 【情報源】企業/2013.03.28 発表

 東芝は、自社が保有する太陽光発電関連の技術・システムを活用して太陽光発電事業に参入する。コージェネレーション熱電併給)システムによる発電事業を行ってきたグループ会社、シグマパワー土浦をシグマパワー太陽光に社名変更して事業運営会社にし、4月1日から太陽光発電事業を実施する。発電設備はグループの拠点に設置する。
 シグマパワー太陽光はまず、東芝横浜事業所(横浜市磯子区)に設けた出力1.5MW(1500kW)の設備で発電事業を始める。この設備では、一般家庭約550世帯分の年間電力使用量に相当する約200万kWhの年間発電電力量を見込んでいる。高効率パワーコンディショナー(電力変換器)など東芝グループの技術を駆使して発電効率を高める。
 横浜事業所に加え、東芝キヤリアの掛川事業所(静岡県菊川市)、東芝姫路工場(兵庫県姫路市)、東芝姫路半導体工場(同県太子町)に大規模太陽光発電設備の設置を計画。出力はそれぞれ1.5MW(1500kW)〜2MW(2000kW)規模となり、2013年度中に合わせて6.5MW(6500kW)の体制を構築する。発電電力は各地域の電力会社に売電する。
 さらに、スマートコミュニティ(環境配慮型地域)事業の中核拠点として10月に開設を予定する「スマートコミュ二ティセンター」(川崎市幸区)や、東芝府中事業所(東京都府中市)にも太陽光発電システムを導入して発電能力を増やす。今後、太陽光発電のほか、自社が持つ技術を生かした風力、地熱、小水力発電事業なども検討する。【(株)東芝】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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