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環境ニュース[国内]

電源開発、スリランカのピーク需要対応型電源最適化計画でコンサルタント業務受託

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2013.03.28 【情報源】企業/2013.03.25 発表

 電源開発(Jパワー)は、スリランカのピーク需要対応型電源最適化計画に関して、独立行政法人 国際協力機構からコンサルタント業務を受託し、3月24日に現地調査を始めた。2014年11月まで実施して適切な電源を選定する。ピーク需要対策として揚水発電所の開発を検討するスリランカ政府から日本政府に、技術支援の要請があった。
 スリランカは、2002〜2011年の発電電力量の年間平均伸び率が6.5%、販売電力量は同7.6%。最大電力は同4.1%だが、2011年には最大電力が10.6%伸びた。特に、電灯が要因となって夕方から午後10時ごろまでのピーク電力需要が突出。好調なインフラ開発や観光産業を背景に今後も需要の大幅増が見込まれ、対策が急務になっている。
 さらにスリランカでは発電電力の約40%を占める水力発電所で乾期に発電電力量が低下し、今後導入が予定される再生可能エネルギーの出力変動の大きさも課題になっている。Jパワーは、2013年以降の15〜20年間の電力需要の予測と現在の電源開発計画からピーク電力需要対応型電源の必要性を確認するとともに、代替電源と比較する。
 代替電源は、火力発電所の新設、水力発電所の新・増設、インドとの国際連系などを指し、Jパワーはピーク需要を満たす最適な電源を組み込んだ開発計画をまとめる。揚水発電所が適切と判断した場合は、10カ所ほどの候補地から3カ所程度の有力地を選び、環境配慮や地形・地質調査などを行って1カ所の最有力候補地を選定する。【電源開発(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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