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環境ニュース[国内]

シャープ、熱中症の危険を知らせるコードレス扇風機を発売、立体首振り機能も搭載

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2013.03.27 【情報源】企業/2013.03.22 発表

 シャープは、熱中症の危険がある高温・多湿の状態になると光と音で知らせるコードレス扇風機を4月中旬に発売する。上下・左右の動きを合わせて立体的に首を振る機能も搭載し、冷気を循環させてエアコンの効率を高める。今夏も電力不足が予想され、過度の節電による熱中症を防止する。充電して利用でき、夏の日中のピークカットにも役立つ。
 熱中症の恐れを伝える機能は「みはり機能」と呼ぶ。温度と湿度をセンサーで検知して光の色の違いによって4段階で警告。危険度が高い場合は警報音を出して注意を促すとともに、風量を自動的に最大にする。立体的な首振りは、上約90度〜下約10度、左右約90度の動きを組み合わせた。エアコンからの冷気を部屋全体に行き渡らせることができる。
 ニッケル水素充電池で稼働し、約6時間の充電で最大約16時間(風量最大時は約2時間)、AC電源を使うことなく運転が可能。さまざまな場所に持ち運んで使用できる。消費電力は風量最小・首振りなしで1.8Wに抑えた。風量最大・首振り上下・左右だと13Wになる。除菌・脱臭効果があるとされる独自技術の「プラズマクラスターイオン」も装備する。
 2011年3月の東日本大震災後、夏の電力不足を背景に扇風機の需要が増加。エアコンとの併用でエアコンの設定温度を上げたり、エアコンの代わりとして使われている。一方、熱中症も増加傾向にある。シャープはこうした現状に対応し、高機能扇風機を投入する。みはり機能を搭載した羽根が見えないデザインのスリム型ファンも、4月中旬に発売する。【シャープ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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