避難区域等の沢水における放射性物質モニタリング　平成24年12月−平成24年12月分の測定結果公表

【エネルギー 原子力】 【掲載日】2013.03.26 【情報源】環境省／2013.03.26 発表

　環境省は、平成25年3月26日、福島県内の避難区域等のうち、要望のあった8市町村（飯舘村、大熊町、葛尾村、川内村、田村市、浪江町、楢葉町、広野町）において住民が飲用する沢水の放射性物質モニタリング（平成24年12月〜平成24年12月）の測定結果について、とりまとまめ公表した。
　今回の調査では、調査箇所のうち、平成24年12月〜平成25年2月に採取を行った約700検体（毎月の採水約10箇所、毎日の採水11箇所）を検査したところ、Cs137について、葛尾村において1検体で1.3Bq/L、川内村において1検体で1.2Bq/Lの検出が見られたが（Cs134については、いずれも不検出）、その他の地点、検体では放射性セシウムは不検出（検出下限値：1Bq/L）であった。
　また、Cs137の検出が見られた検体について、1µmガラス繊維ろ紙によりろ過し、再度測定した結果、全検体で放射性セシウムは不検出（検出下限値:1Bq/L）であった。
　なお、飯舘村、田村市については平成25年3月から採水を開始しており、現在測定中であるとしている。

＜参考＞
　食品衛生法に基づく食品、添加物等の規格基準（飲料水）
　（平成24年3月15日厚生労働省告示第130号）
　 放射性セシウム（Cs-134、Cs-137 合計）：10Bq/kg
　水道水中の放射性物質に係る目標値（水道施設の管理目標値）
　（平成24年3月5日付け健水発0305第1号厚生労働省健康局水道課長通知）
　 放射性セシウム（Cs-134、Cs-137 合計）：10Bq/kg

【環境省】