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環境ニュース[国内]

「アジア太平洋気候変動適応フォーラム2013」開催

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2013.03.25 【情報源】環境省/2013.03.22 発表

 環境省は、平成25年3月18日〜20日に韓国の仁川において開催された「アジア太平洋気候変動適応フォーラム2013」の結果概要を取りまとめ公表した。
 このフォーラムには、アジア太平洋地域を中心に60数カ国から政策決定者、実務者、研究者、NGO等合計約500名が出席。「開発における適応政策の主流化:変化する環境下での戦略と行動」をテーマに開催された。
 主な成果は、多くの国が気候変動に対する適応について、多くの課題に直面している。資金・資源の欠如や不十分な組織能力がその対処を一層困難にしている状況に鑑み、従来型の開発から脱却し、速やかに必要な対策を実施することが肝要であること。そのためには、脆弱性アセスメントや複合型の不確実性を勘案してより気候変動に対して強靱かつ回復力のある開発を目指すべきである。また、貧困層や脆弱な社会層への対処、気候変動を考慮したインフラ整備及び自然資源管理などについて、幅広い関係者と協力し、気候変動に対する適応を推進する必要がある。その際、より多くの経験や知見を蓄積し、革新的な解決策を誘導することが依然として重要であること。また、有用な知見を効果的に普及し政策策定へ反映させるためには、科学者と政策策定者、さらには適応実践者間のコミュニケーションを強化することが肝要であり、APAN 等の知見共有のネットワークの拡大やフォーラムの定期的な開催などが今後も重要な役割を果たすことが再確認された。
 なお、気候変動による損害・被害に関する情報交換のためのフォーラムの立ち上げが表明された。【環境省】

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