一般財団法人環境イノベーション情報機構
東レ、「クールビズ」ファッション対応のビジネスウエア企画で商品を拡大して展開
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2013.03.15 【情報源】企業/2013.03.13 発表
東レは、「クールビズ」ファッションに対応するビジネスウエア企画で、商品を拡大して春から百貨店の店頭で本格展開する。2012年に始めたビジネスシャツ、スラックスに加え、今夏はジャケットや紳士用日傘などまでアイテムを広げた。スポーツ用として選手らが着用する高機能性素材や、快適性とファッション性を持つ素材を使用する。「COOL AVENUE(クールアベニュー)」のブランド名となり、2011年3月の東日本大震災の影響による夏の電力不足を背景に、2012年の夏に初導入した。2シーズン目となる今夏はビジネスシャツ、ビジネススタイルのポロシャツ、ジャケット、スラックスとトータルコーディネートを網羅するとともに、今後の需要が期待できる日傘も加えた。
それぞれのアイテムごとに必要な機能性を強化した。高通気性、吸汗・速乾性、消臭性、遮光・遮熱性、紫外線カットなど夏の日差しを和らげて涼しく過ごせる機能を持たせたほか、洗濯後の乾燥性や柔軟性など日常の利便性に配慮し、ドライな肌触りや表面感、カラーといった触感、視覚面も考慮。機能性、快適性、ファッション性を備える。
今夏は、レナウン、フレックスジャパン、エミネント、双日インフィニティのアパレル各社と、傘メーカーのオーロラが、この素材を使用した商品を3月下旬から順次、店頭で販売。ジャケットはレナウンと双日インフィニティ、日傘はオーロラが展開する。東レは今夏のクールビズ向けで8〜10万着、計20億円の売り上げ規模を見込んでいる。【東レ(株)】