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環境ニュース[国内]

キリングループ、生物資源調達ガイドラインと紅茶・パーム油調達の行動計画を策定

環境一般 CSR】 【掲載日】2013.03.08 【情報源】企業/2013.03.05 発表

 キリンホールディングスは、キリングループの「持続可能な生物資源調達ガイドライン」と、国内の紅茶、紙・印刷物、パーム油の調達に関する行動計画を策定した。併せて、世界有数の紅茶葉生産地になっているスリランカの紅茶農園に対して、環境保護、社会的公正、経済的競争力について持続可能なことを示す認証取得のための支援も始める。
 ガイドラインは、日本国内で調達する生物資源のうち、森林の違法伐採や環境破壊などのリスクを伴うと判断した特定の資源に適用。違法に森林を伐採して造成されたプランテーションや植林地に由来していないことや、適切な手続きで生産されたことが確認されている生物資源を調達し、環境破壊を行っているとされる事業者の生産品を排除する。
 行動計画のうち紅茶は、購入先の紅茶園を特定して評価したうえで持続可能性の高い農園の生産品を使い、紙・印刷物は古紙を主原料にするとともに、環境面で保護価値の高い森林を破壊していない製品を優先的に使用。パーム油は、関係者らで組織する「持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)」の認証プログラムを利用して対応を進める。
 キリンは自社の紅茶飲料の調達先であるスリランカの紅茶農園を調査した結果、約4割が生物多様性保全の認証を取得している一方、資金面で取得できない農園が多くあったことから、支援を実施。4カ所の農園を対象に、持続可能な農法認証制度「レインフォレスト・アライアンス認証」取得に向け、トレーニングに必要な資金を1年間提供する。 【キリンホールディングス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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