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環境ニュース[国内]

東芝、東京・港区と低炭素社会に向けた包括協定、EVコミュニティーバスで実証実験

大気環境 交通問題】 【掲載日】2013.03.06 【情報源】企業/2013.03.01 発表

 東芝は、東京都港区と低炭素社会の構築に向けた包括連携協定を3月1日に結んだ。地域交通の低炭素化や建築物のエネルギー管理など、環境に配慮したまちづくりの推進を協議する。まず電気自動車(EV)コミュニティーバスの普及モデルの検討を始め、導入を目指して急速充電システムなどの実証実験を行う。
 EVコミュニティーバスは、地域交通の低炭素化の具体的な取り組みの1つとなり、「ちぃばす」と呼ぶ港区のコミュニティーバスの路線を活用してEVに改造したバスを運行。運行管理と連携した急速充電システムについて検証するため、必要なデータを収集する。ちぃばすは「小さいバス」の略で、現在8路線がある。
 EVコミュニティーバスの実証実験では、EVに搭載した駆動用電池の再利用も検討する。容量が低下して車載用としては使えなくなった電池を定置用の蓄電池などに転用して再利用する仕組みを構築するなど、EVの幅広い活用を考える。実証実験は、環境省から委託された「温暖化対策技術開発・実証研究事業」となる。
 東芝と港区は包括連携協定に基づき、EVコミュニティーバスに加えて建築物のエネルギー管理をはじめ、スマートコミュニティー(環境配慮型の地域)の実現につながるテーマを検討する。東芝は今後も各地域との連携を強め、水、ガス、交通など社会インフラを最適化するスマートコミュニティー事業を加速させる。【東芝(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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