一般財団法人環境イノベーション情報機構
農水省 第7回地産地消優良活動表彰 受賞者発表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2013.03.04 【情報源】農林水産省/2013.03.01 発表
農林水産省は、平成25年3月1日、第7回地産地消優良活動表彰の審査結果を公表した。この表彰は、地産地消の取組を一層推進するために、各地域における優れた取組について情報共有を図ることが重要でるとの認識のもと、平成17年度より実施しているもの。
今回の表彰では、農林水産大臣賞2点、全国地産地消推進協議会長賞1点、食料産業局長賞5点が決定された。
このうち、農林水産大臣賞を受賞した静岡県の富士市学校給食地場産品導入協議会では、学校給食に地場産品を取り入れることにより、食育の推進や地場農業の発展、市場の活性化を目指す富士市学校給食地場産品導入協議会を平成18年に設立。
学校給食に地場産品を供給する場合の課題は、「価格」、「規格」、「量」といわれているが、まず、地元の卸売市場における地場産品の取扱量を調査し、学校給食への供給可能な地場産品の量を把握した上で、市場を介することにより、地場農産物を必要な規格で安定的に提供できる食材納入システムを構築している。
このシステムは、生産者にとってはPRの場となり、流通業者にとっては安定した取引先の確保、学校給食にとっては安心して地場農産物を注文できるという「三方よし」のシステムとなっている。この結果、富士市内の全学校の平均で、県産品割合を平成18年度の28.6%から平成23年度の41.9%まで向上、地場産品の導入に大きく貢献した。
なお、表彰式は、平成25年3月21日に開催される「全国地産地消推進フォーラム2013」において行われる予定。【農林水産省】