一般財団法人環境イノベーション情報機構
環境省 平成24年度水生生物放射性物質モニタリング調査結果(夏期調査) 公表
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2013.03.01 【情報源】環境省/2013.03.01 発表
環境省は、平成25年3月1日、平成24年度水生生物放射性物質モニタリング調査結果(夏期調査)の結果を取りまとめ公表した。この調査は、平成24年8月7日〜9月21日に福島県内を中心に河川4ヵ所、湖沼4ヵ所、海域3ヵ所の計11ヵ所で採取した水生生物等の放射性物質(Cs-134、Cs-137 )濃度を測定したもの。
公表によると、河川、湖沼の植物(藻類等)で4.8〜570Bq/kg-wet、水生昆虫で139〜460Bq/kg-wet、甲殻類で107〜660Bq/kg-wet、貝類で39〜480Bq/kg-wet、魚類で9.1〜4,300Bq/kg-wet、両生類で68〜750Bq/kg-wet、粗粒状有機物(枯葉等)で156〜1,330Bq/kg-wetを検出した。また、海域では植物(藻類等)で2.9〜25Bq/kg-wet、ウニ、ヒトデ、ナマコで26〜50Bq/kg-wet、甲殻類で0.95〜300Bq/kg-wet、ゴカイで107Bq/kg-wet、貝類で4.7〜49Bq/kg-wet、イカ・タコで7.4Bq/kg-wet、魚類でND〜126Bq/kg-wetを検出した。
環境省では、継続的に水生生物の放射性物質測定を実施(年3〜4回程度を予定)するとしている。【環境省】