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環境ニュース[国内]

中国四国版の環境経済観測調査(平成24年12月)結果まとまる

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2013.02.26 【情報源】環境省/2013.02.26 発表

 環境省中国四国地方環境事務所は、平成25年2月26日、中国四国版の環境経済観測調査(平成24年12月)を公表した。
 公表によると、中国四国地域の企業が現在有望と考える環境ビジネスとしては、全国調査と同様、省エネルギー自動車及び太陽光発電システム(関連機器製造)を挙げる割合が最も高く、先行きにかけても、半年先の上位2項目は現在と同様であるが、10年先は再生可能エネルギー太陽光発電システム関連を除く)への期待が高くなっている。
 中国四国地域の回答企業のうち、今後新たに環境ビジネスを実施したいと回答した企業320社のうち45社(14.1%)が新規環境ビジネスについて実施意向を示した。具体的には、全国調査と同様、再生可能エネルギー太陽光発電システム関連を除く)を挙げる企業の割合が最も多かった。
 環境ビジネスを実施中の企業における、環境ビジネスに係る「現在」(12月)の業況DI※は前回調査から12ポイント改善した「-9」と、全ビジネス(全産業)の同DI「-37」を大きく上回り、一定の好況感を示した。また、先行きにかけても、緩やかな改善傾向となった。
 また、ビジネス全体の業況等を示す「国内需給」、「国内提供価格」、「研究開発費」、「設備規模」、「人員体制」、「資金繰り」及び「海外販路の拡大意向」の各項目において、中国四国地域の企業における環境ビジネスDIは全ビジネスのDIを総じて上回った。
 さらに、分類別に見ると、環境汚染防止関連のビジネス及び廃棄物処理・資源有効利用関(水処理ビジネスを含む)のビジネスは研究開発費、設備規模、人員体制とともに業況が上昇傾向にあることが示された。一方で、地球温暖化対策関連のビジネスにおいては、横ばい、もしくは下降傾向であると見られている。

※DI(Diffusion Index):景気動向指数の一種。「良い」と答えた割合(%)から悪いと答えた割合(%)を引いて算出。

【環境省】

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