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環境ニュース[国内]

日本紙パルプ商事、メガソーラー事業に参入、北海道に発電所を設置し売電

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.02.22 【情報源】企業/2013.02.20 発表

 日本紙パルプ商事は、大規模太陽光発電(メガソーラー)事業に参入する。北海道釧路市に発電所を設置して2015年7月に運転を始め、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を活用して売電する。現在も東北地方の2カ所の太陽光発電事業に一部出資しているが、今回は事業主体となって展開する。
 建設する太陽光発電所は20MW(2万kW)の発電能力があり、釧路市の山林約119haを借り受け、2013年4月に着工して約39haに太陽光パネルを取り付ける。2900万kWhの年間発電電力量を見込んでいる。100%出資の事業会社「エコパワーJP」を資本金5000万円で1月に立ち上げた。約90億円の事業費を投じる。
 日本紙パルプ商事は、宮城県石巻市、岩手県洋野町のいずれも10MW(1万kW)規模の太陽光発電事業に参画し、それぞれ10%、33.53%を出資している。どちらも運転開始はこれからだが、自ら新たに手掛けることで事業を拡大することにした。売電で収益をあげながら資源・環境事業のノウハウを蓄積する。
 日本紙パルプ商事は資源・環境事業を重点分野に位置付け、古紙、プラスチック、木質系廃棄物再資源化や、古紙を使った家庭紙製造などに投資を通して参画している。新エネルギーでは太陽光発電のほか、子会社が2007年から岐阜県川辺町で間伐材や建設廃材などの木くずを主燃料にしたバイオマス発電を手掛けている。【日本紙パルプ商事(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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