一般財団法人環境イノベーション情報機構
東京都交通局が2015年度までの「経営計画2013」策定、LED照明や太陽光発電導入
【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2013.02.19 【情報源】地方自治体/2013.02.15 発表
東京都交通局は、2013年度から2015年度まで3年間の新たな経営計画「東京都交通局経営計画2013」を策定した。電力エネルギー改革・環境負荷低減の推進の取り組みでは、新規事業として駅、車両、停留所などへのLED(発光ダイオード)照明の導入や、地下鉄の地上駅への太陽光発電設備の設置、発電した電気の供給先拡大を盛り込んだ。LED照明は、省エネ、環境負荷低減と長寿命化が狙い。2013年度に、駅の照明で9駅、車内照明は新宿線7編成、バス照明付き標識柱100基に取り付ける。2014年度はそれぞれ10駅、新宿線5編成と大江戸線2編成、100基、2015年度は11駅、新宿線5編成と大江戸線2編成、100基に導入。3年間で計30駅、新宿線17編成と大江戸線4編成、300基に入れる。
太陽光発電設備は、新宿線の東大島駅(江東区)と三田線の高島平駅(板橋区)のホーム屋根の改修・更新に併せて設置。同時に自然光を取り込むようにして消費電力を削減する。2014年度に工事を行って2015年度に完成する予定となる。電気供給先は、東京電力に限っていた水力発電所での発電電力の供給先を、入札で決定した事業者にする。
このほか、施設整備や車両更新の際は、引き続き環境に配慮した設備、車両を積極的に採用し、エネルギー効率を改善する制御方式の車両を新宿線6編成と都電荒川線10両に導入。バスは、更新車両を全て低公害ノンステップにする。交通局は車内ポスターなどで環境への取り組みを訴え、自家用車からの転換を促進してCO2削減につなげる。【東京都】