一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成25年度除染技術実証事業 実証試験対象技術の募集開始
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2013.02.14 【情報源】環境省/2013.02.14 発表
環境省は、平成25年2月14日、平成25年度除染技術実証事業の実証試験対象技術を5月24日まで募集する。今回の募集は、今後除染作業等に活用し得る技術を発掘し、除染効果、経済性、安全性等を確認するために実施するもの。
募集する技術は、以下のとおり。
[1] 除染に要する作業時間の短縮、コストの低減、作業の容易化に役立つ「除染作業効率化技術」
[2] 除染によって発生する放射性物質により汚染された土壌、植物、がれき等除去物を効率的に減容化することに役立つ「土壌等除染除去物減容化技術」
[3] 放射性物質により汚染された廃棄物の処理(収集・運搬、保管、減容化等の中間処理、最終処分)の効率化等に役立つ「放射性物質に汚染された廃棄物の処理技術」
[4] 排水の回収及び処理関連技術
[5] 除去物の運搬や一時保管等関連技術
[6] 除染支援等関連技術
また、環境省では、募集する技術について以下の要件を示している。
1) 自ら又は第三者により、同じ原理や手法による実証実験が行われていないこと。
2) 施設内等で行い得るような規模の実証実験を想定するが、実用の除染・汚染廃棄物処理技術としての活用が期待できること。
3) 国等が行う他の事業において実施中又は終了したものではないこと。
4) 既に原理が解明されていること。
5) 同分野の一般的な方法との比較検討が行われるものであること。
6) 実証試験の主たる実施場所を確保していること。
7) 実証の実施又はその成果の活用が新たな環境負荷の増大につながらないこと。
8) 単に既製の設備備品の購入や試験設備製作を目的とするものではないこと。
9) 他の経費で措置されるのがふさわしい設備備品等の調達に必要な経費を、本事業により賄うことを想定しているものではないこと。
10)除染電離則又は除染電離則ガイドラインに準じた放射線被ばく管理が行われていること。
採択予定件数は10件程度を予定している。また、予算は1件あたりの金額は2,100万円(税込)を上限としている。
応募方法等詳細に関しては、プレスリリースを参照のこと。【環境省】