一般財団法人環境イノベーション情報機構
オオワシ 鉛中毒で死亡
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2013.01.31 【情報源】環境省/2013.01.30 発表
環境省釧路自然環境事務所は、 平成25年1月30日、北海道釧路市阿寒町布伏内で1月6日に収容したオオワシ、北海道豊頃町湧洞で1月8日に収容したオオワシが鉛中毒であったこと明らかにした。この内、1月6日に収容したオオワシの幼鳥は高濃度(0.6ppm以上)の鉛が検出され、1月9日に死亡した。環境省では、収容地点近傍で違法に鉛弾を使用したエゾシカ猟が行われている可能性もあることから、関連行政機関に対してハンターへの指導徹底とパトロールの強化に関する注意喚起を行っている。
なお、平成16年度狩猟期間から、ワシ類の鉛中毒死の発生を根絶するために、北海道内ではエゾシカ用に限らず、全ての狩猟において大型獣捕獲用の鉛ライフル弾及び鉛散弾の使用が禁止されている。【環境省】