一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ 中国との再生可能エネルギー拡張を目指すパートナーシップを締結
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.01.25 【情報源】/2013.01.14 発表
ドイツ連邦環境省のアルトマイアー大臣は、アブダビで開催されている国際再生可能エネルギー機関(IRENA)第3回総会において、中国の国家エネルギー局代表者と会談し、連邦環境省と中国国家エネルギー局の間で再生可能エネルギー拡張に関するパートナーシップの締結に合意したことを公表した。合意内容は、中国における再生可能エネルギー拡張のための構造的問題を克服するために、政策、システム統合問題、環境影響、そして中国における「ニューエネルギーシティプロジェクト」など具体的な実証プロジェクトの支援などに的を絞ったものになる。現在、中国における電力の80%は、石炭発電所によって生産されている。中国は、2010年に、2020年までに一次エネルギー15%を非化石燃料により供給し、2012年には、太陽光発電による電力生産を現在の7GWから2015年には21GWに、2020年には50GWに拡張することを表明している。さらに2015年までに系統接続された風力エネルギーの発電容量を100GWに、さらに2020年には200GWまで拡張することを目指している。また、太陽熱利用やバイオマス発電についても野心的な拡張目標を掲げている。【ドイツ連邦環境省】