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環境ニュース[国内]

東芝、「横浜スマートシティプロジェクト」でビルのデマンドレスポンス実証に参画

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2013.01.09 【情報源】企業/2013.01.07 発表

 東芝は、横浜市が中心に進める次世代型の環境配慮都市づくり「横浜スマートシティプロジェクト(YSCP)」で、業務・商業ビルの電力ピークカット最大化を目的にした冬季のデマンドレスポンス(DR=電力消費の調整)実証に参画する。ビルエネルギー管理システム(BEMS)を活用して大規模ビル群を管理するDR実証となり、国内で初という。
 冬の暖房用として電力需要の増大が予想される中、地域のエネルギーの最適利用を目指す試みで、1月8日〜2月22日の間の10日程度、実証を行う。DRは電気の需要者側がピーク時の電力使用を抑え、電力の安定供給を図る方法。地域エネルギー管理システム(CEMS)とBEMSを連携させ、横浜市内の6棟の大規模ビルの電力使用を最大限抑制する。
 実証では、前日の天気予報で最高気温が8℃を下回ると予想される場合、平日の午後5時〜同8時の電力ピーク時にDRを発動する。ピークカットの目標は最大20%削減となる。暖冬の場合はDRを発動する条件を緩和する。東芝はCEMSと統合BEMSの運用を手掛け、対象となる6棟のそれぞれのBEMSにエネルギー最適化と効率化を指示する役割を担う。
 YSCPは、この取り組みによってエネルギー管理の本格実証を始めることになり、天候、気温、電力料金単価の変化とDR発動でのピークカット量の関係などのデータを蓄積する。今後、住宅での実証も見込んでいる。東芝はYSCPの全体統括を担当すると同時に各ワーキンググループの幹事も務め、積極的に参画。YSCPで得た知識を事業につなげる。【(株)東芝】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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