一般財団法人環境イノベーション情報機構
気象庁 2012年の日本の天候(確報)を発表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2013.01.07 【情報源】気象庁/2013.01.04 発表
気象庁は、平成25年1月4日、2012年(平成24年)の日本の天候を取りまとめ公表した。2012年の天候の特徴は、北日本から西日本にかけては、寒候期が低温傾向、暖候期が高温傾向と季節のメリハリがはっきりとした年となり、年平均気温は平年並だった。年降水量は全国的に平年を上回った所が多かった。特に沖縄・奄美では、年降水量がかなり多く、年間日照時間がかなり少なかった。
北日本、東日本、西日本では、冬型の気圧配置が続いたため、平成23年12月から平成24年2月にかけて3か月連続して月平均気温が低く、冬の平均気温も低かった。日本海側では「平成18年豪雪」に次ぐ積雪となった。
梅雨明け以降太平洋高気圧に覆われることが多く、夏の平均気温は沖縄・奄美を除き高かった。梅雨前線や台風等の影響により、夏の降水量は西日本太平洋側と沖縄・奄美でかなり多く、西日本日本海側も含めてたびたび大雨となった。7月11日から14日には「平成24年7月九州北部豪雨」が発生した。
勢力の強い太平洋高気圧が日本の東海上から張り出したため、北日本では平年の盛夏期を上回るような高温が続いた。このため、北日本の9月の平均気温はかなり高くなり、統計を開始した1946年以降最も高い値を大幅に更新した(平年差+3.7℃、これまでの記録は1961年の+1.8℃)ことをあげている。【気象庁】