一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成23年度に発覚した産廃不法投棄量は5.3万トン
【ごみ・リサイクル 産業廃棄物】 【掲載日】2012.12.28 【情報源】環境省/2012.12.27 発表
環境省は、平成24年12月27日、平成23年度の産業廃棄物の不法投棄等の状況について発表した。新たに発覚した産業廃棄物不法投棄件数は192件で前年度の216件に比べて24件の減少、不法投棄量は5.3万トンで前年度の6.2万トンに比べて0.9万トンの減少であった。
不法投棄廃棄物の種類としては、投棄件数では建設系廃棄物の147件(がれき類76件、建設混合廃棄物42、木くず25件件等)が最も多く、全体の76.6%を占めていた。
投棄量で見ても、建設系廃棄物が3.3万トン(木くず1.1万トン、がれき類1.0万トン、建設混合廃棄物0.8万トン、廃プラスチック0.3万トン等)と最も多く、全体の62.0%を占めていた。
また、新たに発覚した産業廃棄物不適正処理数は183件で前年度の191件に比べて8件の減少、不適正処理量は120.9万トンで前年度の6.4万トンに比べて114.5万トンの大幅な増加であった。
これにより、平成23年度末時点の全国に不法投棄等の残存件数は合計で2,609件となり、前年度の2,608件と比べて、1件の増加、残存量の合計では1,862.0万トンとなり、前年度の1,774.0万トンと比べて88.0万トンの増加となった。【環境省】