一般財団法人環境イノベーション情報機構
気象庁 2012年の世界の天候(速報)を発表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2012.12.21 【情報源】気象庁/2012.12.21 発表
気象庁は、平成24年12月21日、世界各国からの1月〜11月までの観測データ及び12月14日までに入手した災害情報をもとに、2012年(平成24年)の世界の天候を速報としてまとめて発表した。発表によると、2012年の天候の特徴は、偏西風の蛇行に伴って高気圧の勢力が強まり、東アジア北部〜アフリカ北部の広い範囲で異常低温(1月〜2月)となった。この影響により、多くの国で気象災害が発生したこと。米国での異常高温(3〜7月)・異常少雨(5〜9月)により、トウモロコシなどの農産物の生育が悪化し、世界的な穀物価格の上昇を引き起こしたこと。パキスタン(異常多雨、9月)、米国・カリブ海諸国(ハリケーン、10月)、フィリピン(台風、12月)で大きな気象災害が発生したことをあげている。
なお、確定値による資料は、年明け1月15日に発表が予定されている。【気象庁】