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環境ニュース[国内]

関西電力・三菱電機・三菱重工業、京都で実施した節電プログラムで需要抑制を確認

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2012.12.19 【情報源】企業/2012.12.17 発表

 関西電力、三菱電機、三菱重工業は、京都府京田辺市、木津川市、精華町の一般家庭約700世帯を対象に今夏実施した「電気のかしこい使い方プログラム」と名付けた節電プログラムで、配布したタブレット端末を使った電気使用の「見える化」や節電の要請、ピーク時の変動料金によって電力需要が抑制できたことを確認した。今冬も同様に行う。
 京都、大阪府、奈良県にまたがるけいはんな学研都市と呼ばれる地域で展開する「けいはんなエコシティ次世代エネルギー・社会システム実証プロジェクト」の一環で7月23日〜9月28日に実証した。参加家庭は、電力需給がひっ迫した際に要請に基づいて電気使用を抑えるか別の時間帯にシフトして需給バランスを保つデマンドレスポンスに取り組んだ。
 対象全世帯で電力使用を「見える化」すると同時に、節電要請だけのグループ、時間帯別料金とピーク時変動料金を導入するグループに分けて効果を調べた。ポイント制を採用し、平日午後1〜4時のピーク時間帯に1kWhの電気使用で20ポイントを差し引くとともに、単価を2、3、4倍(40、60、80ポイント)にするピーク時変動料金を各5回、計15回実施した。
 事前に7000ポイントを配布し、実証終了後に1ポイント1円で換金する方法で行った結果、「見える化」だけの世帯と比べ、電力需要が節電要請で3.6%、時間帯別料金で4.6%抑えられ、変動料金では2倍の場合に9.3%、3倍は11.7%、4倍だと14.1%の抑制効果があった。今冬も12月17日〜2013年2月28日に同じプログラムで実証し、分析・検討を続ける。【関西電力(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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