一般財団法人環境イノベーション情報機構
中環審 特定外来生物の選定方法等について意見具申
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2012.12.14 【情報源】環境省/2012.12.14 発表
中央環境審議会は、平成24年12月13日、「外来生物法の施行状況等を踏まえた今後講ずべき必要な措置について」審議を行い、環境大臣及び農林水産大臣に対して意見具申を行った。今回は、以下の項目について、現状と課題を整理し、今後概ね1〜2年程度の短期的に講ずべき事項と、愛知目標の目標年である2020年に成果を報告することを視野に、今後概ね5年程度の中期的に講ずべき事項について意見具申を行っている。
[1] 特定外来生物の効果的な選定
[2] 飼養等許可の適切な執行管理の推進
[3] 輸入規制、水際対策、非意図的な導入対策の推進
[4] 国による防除の推進及び地方公共団体等の防除に係る確認・認定の促進
[5] 国内由来の外来種対策の推進
[6] 生物の導入による遺伝的攪乱への対応
[7] 各主体の協力と参画、普及啓発の推進
[8] 調査研究の推進
この他、東日本大震災によって生態系が攪乱された地域は、必要に応じて、外来種の侵入状況等について把握し、震災復興においては、各種事業が生物多様性に配慮して進められるように、外来種に係る情報提供等を行うことを検討するべきであるとしている。
今回の意見具申を踏まえて、環境省では、外来生物法の改正も含め、農林水産省とともに、必要な措置を実施していくとしている。【環境省】