一般財団法人環境イノベーション情報機構
デンマーク、新たに6カ所の洋上風力発電施設建設を決定
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.12.13 【情報源】/2012.11.30 発表
デンマーク議会は、6ヵ所の沿岸域に洋上風力発電所を建設することを決定した。リデゴー気候・エネルギー・建設大臣は、風力タービンの建設に採算が見込める8市の市長と協議を行ってきたが、タービン設置に地元の積極的な支援が得られたとして、ボーンホルムやスモランズ海等6ヵ所を選定し、今回の議会決定となった。これにより、洋上風力発電容量を500MW(メガワット)にするという政府の目標達成も目前に迫ったことになる。決定した内容によると、指定海域に建設する風力発電所により生産されるエネルギーは450MWで、建設プロジェクトについてはエネルギー庁がこれから入札準備に入る。あとの50MWは風力タービン会社が新たな技術を試行できるよう、研究用タービンで生産し、これについては入札から外して別扱いとする。選定した6ヵ所の実現可能性試験は、エネルギー送電網を維持管理するエネルギネット社が行う予定で、海底と環境影響について評価を実施するという。【デンマーク気候・エネルギー・建物省】