一般財団法人環境イノベーション情報機構
大間風力発電所建設事業に係る環境影響評価準備書に環境省意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2012.12.06 【情報源】環境省/2012.12.06 発表
環境省は、大間風力発電所建設事業に係る環境影響評価準備書についての環境大臣意見を平成24年12月6日付けで経済産業大臣に提出した。今回の環境省意見では、環境影響評価書の作成に当たっては、法及び発電所主務省令※等関係法令に従い、必要な事項を遺漏なく記載すること。特に、対象事業の目的及び内容、環境保全措置並びに事後調査については、具体的かつ詳細に記載すること。当該事業に係る事業特性及び地域特性を適切に整理した上で、環境影響評価項目の選定について再検討すること。評価書においては、根拠や経緯を明確にし、科学的・客観的な評価とするよう見直すこと等を求めいている。
騒音及び低周波音については、事後調査を実施し、影響を把握し、必要に応じて、環境保全措置について検討すること。動物、植物及び生態系については、現地調査が不足していると考えられるため、専門家の意見聴取を踏まえ、調査方法を検討して追加調査を実施して予測及び評価を行い、その調査結果とともに、評価書に記載すること。生態系の調査、予測及び評価にあたっては、対象事業実施区域が、森林鳥獣生息地として鳥獣保護区に指定されていることを踏まえて実施すること。植物及び動物の予測においては、可能な限り定量的な手法を用いて予測を行うこと。対象事業実施区域は、鳥獣保護区に含まれることを鑑みて、動植物に対する環境保全措置について検討し、事後調査を確実に実施すること等を求めている。
また、事後調査を確実に実施し、その結果について公表すること。事後調査の結果に応じて、追加的な環境保全措置を実施した場合は、その結果も含めて公表すること等を求めている。【環境省】