キヤノン、複合機9モデルが新カーボンフットプリントプログラムで宣言認定を取得

【環境一般 CSR】 【掲載日】2012.12.06 【情報源】企業／2012.12.04 発表

　キヤノンが販売する複合機「imageRUNNER ADVANCE（イメージランナーアドバンス）シリーズ」の9モデルが、新しいカーボンフットプリント（CFP）コミュニケーションプログラム（新CFPプログラム）でCFP宣言の認定を取得した。複合機で初となる。CFP宣言はCFPマーク、数値表示、追加情報、CFPのサイトで公開される情報を指す。
　CFPは、製品やサービスの原材料調達から生産、流通、使用・維持管理、廃棄・リサイクルまでのライフサイクル全体で排出される温室効果ガスの量をCO2に換算し、マークで表示する仕組み。新CFPプログラムは、経済産業省が中心に行ったCFP試行事業を社団法人産業環境管理協会（JEMAI）が引き継ぎ、7月から本格運用している。
　キヤノンがCFP宣言認定を取得した複合機は、カラー「C5200シリーズ」4モデル、同「C9200 PROシリーズ」2モデル、モノクロ「4000シリーズ」が3モデル。このうちC5200シリーズの「C5255」は、製品1台あたり3500kgで、各段階の比率は原材料調達26％、生産3％、流通1％、使用・維持管理66％、廃棄・リサイクル4％となっている。
　キヤノンは、CFP宣言認定取得を機に活動をさらに推進し、製品のライフサイクル各段階での環境負荷の把握と削減を進める。併せて、製品使用について、印刷の設定変更などによる環境負荷低減の提案も実施。環境展示会「エコプロダクツ2012」（12月13〜15日・東京ビッグサイト）にC5255を展示してCFPの取り組みを紹介する。【キヤノン（株）】