一般財団法人環境イノベーション情報機構
家庭からの二酸化炭素排出量の推計に係る実態調査試験調査実施へ
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2012.12.03 【情報源】環境省/2012.12.03 発表
環境省は、平成24年12月3日、家庭からの二酸化炭素排出量の推計に係る実態調査試験調査を実施すると発表。家庭部門からの二酸化炭素(CO2)排出量は1990年度以降増加傾向にあり、1990年度比30%以上という顕著な伸び率を示していることから、より実態に即した効果的な対策の導入が喫緊の課題となっている。
一方で、家庭部門に係るCO2の排出構造や排出削減の可能性を把握するために必要となる情報が十分に整備されておらず、こうした情報をより精緻に把握するための仕組みを確立する必要性が指摘されてきた。
こうした背景を踏まえ、環境省では、家庭部門における二酸化炭素排出構造の把握を目的とした公的統計を実現するために試験調査を実施することにしたもの。
調査は、2012年11月〜2013年10月に関東甲信1,000世帯、北海道700世帯を対象にインターネットによるアンケート形式で実施する。
調査項目は、以下のとおり。
・月別のCO2排出量を推計するための活動量について
(電気、ガス、灯油、自動車用燃料使用量等)
・世帯について(世帯員、平日昼間の在宅者、世帯年収)
・住宅について(建て方、建築時期、所有関係、延床面積、居室数)
・家電製品等について
(テレビ、冷蔵庫、エアコン等の使用状況、家電製品に関わるCO2抑制行動、
各種照明の使用場所、照明に関わる省エネ行動)
・給湯について(給湯器の種類、購入時期、夏の入浴状況)
・コンロ・調理について(コンロの種類、購入時期、用意する食事の数)
・車両について(自動車等の使用状況、年式、排気量、実燃費、使用頻度)
・暖房機器について(使用状況、保有状況) /等
【環境省】