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環境ニュース[国内]

三菱重工業、英国オークニー諸島で英国電力大手と蓄電システムの実証実験を実施

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2012.11.28 【情報源】企業/2012.11.22 発表

 三菱重工業は、英国グレートブリテン島スコットランドの北東沖合に位置するオークニー諸島で、英国の電力大手SSEと共同で電力ネットワークでの蓄電システムの実証実験を実施する。リチウムイオン二次電池を搭載した大容量のコンテナ型蓄電システムを導入し、電力の安定化を検証する。2013年初めの稼働開始を予定している。
 蓄電システムは最大出力2MW(2000kW)、容量は約800kWhとなる。三菱重工のリチウムイオン二次電池を2000個以上収容した長さ40フィート(約12m)のコンテナ2個と、電力の入出力を行うパワーコンディショナー(直流・交流変換装置)を搭載する40フィートコンテナ1個で構成。同諸島最大の町、カークウォールの発電所に設置する。
 オークニー諸島では波力、潮力、風力発電で電力をほぼ賄い、海底ケーブルを介して英国本土と過不足分をやり取りしている。蓄電システムの実証実験は、ケーブルの送電容量超過分を蓄電し、ケーブルに余裕のある場合に送電する計画となる。スコットランドで電力供給を手掛けるSSEグループに蓄電サービスを提供する方式を採る。
 実証は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「安全・低コスト大規模蓄電システム技術開発」の支援を受けて行う。三菱重工は2010年7月にSSEと低炭素エネルギーの開発協力で合意し、洋上風力発電設備、CO2の回収・貯留、高効率発電など幅広い協業を検討。今回はその一環となり、今後も関係を強化する。【三菱重工業(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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