一般財団法人環境イノベーション情報機構
地中熱利用ヒートポンプシステムの設置数 全国で990件に
【エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2012.11.13 【情報源】環境省/2012.11.13 発表
環境省は、平成24年11月13日、地中熱利用ヒートポンプシステム※の設置状況調査の結果を公表した。この調査は、NPO法人地中熱利用促進協会の会員、協会が地中熱利用に関する実績を把握している事業者・大学・地方公共団体及びインターネットでの検索結果により地中熱利用に関する実績を有する事業者・大学 計234件に対して行ったもの。
回答のあった169件の集計結果から、地中熱利用ヒートポンプシステムの年間の設置件数は、2011年には207件となり、2010年では145件だったのに比べ43%増加していた。2010年も前年より25%増加しており、近年急速に増加している。
環境省では、地中熱利用ヒートポンプシステムの低コスト化に関する技術開発・実証研究及び地盤環境のモニタリング機器を組み込んだシステムの一層の普及促進を支援するため、平成25年度予算要求において、「地中熱利用ヒートポンプシステムの普及促進を図るための技術開発推進事業」(要求額:200百万円)及び「先進的地中熱利用ヒートポンプシステム導入促進事業」(要求額:213百万円)を要求している。
※地中熱は、太陽熱、河川熱、下水熱などと共に、エネルギー・環境会議において策定された「革新的エネルギー・環境戦略」の三つの戦略の一つである「グリーンエネルギー革命の実現」の中で、再生可能エネルギー熱として、その利用拡大を図ることが位置付けられている。
【環境省】