一般財団法人環境イノベーション情報機構
京セラ、森林保全活動「京セラの森づくり」を京都府京田辺市で開始
【環境一般 CSR】 【掲載日】2012.11.12 【情報源】企業/2012.11.07 発表
京セラは、森林を保全する活動「京セラの森づくり」を京都府京田辺市で始める。府、同市、森林整備を推進する公益社団法人京都モデルフォレスト協会などと「森林の利用保全に関する協定」を結んだ。市中央西部の甘南備山(かんなびやま)周辺で社員ボランティアが中心になって取り組む。11月17日に最初の活動を行う。京田辺市での森づくりは甘南備山の約88haが対象になる。人工林の間伐・下草刈りと間伐した木の有効活用、広葉樹などの植樹と管理、広葉樹林の整備と有効活用や、森に侵入する竹林の整備と活用、歩道整備などを進める。併せて、樹木の調査や野鳥観察などの森林・環境学習、地域イベントへの参加、協力も予定している。
甘南備山は神の宿る山とされ、古くから信仰の対象になり、水源地としても守られてきた。市街地から近く、近年では年間6万人以上がハイキングなどに訪れる。地域の保存会が環境整備を手掛けているものの、人手不足から積極的な活動が困難になっていたため、京都に本社を置く京セラが、地元の森林保全に協力することにした。
京セラは、各地で京セラの森づくり活動を展開し、滋賀蒲生工場(滋賀県東近江市)の社有林約2haで里山を整備しているほか、鹿児島川内工場(鹿児島県薩摩川内市)の社有林0.27haで森林整備と固有生物の生息域保全を実施。長野県岡谷市では地元と協定を結び、約8haの森林で2011年10月から間伐、下草刈り、植樹を行っている。【京セラ(株)】