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環境ニュース[国内]

東日本大震災による洋上漂流物の漂流予測 中間結果公表

地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2012.11.09 【情報源】環境省/2012.11.09 発表

 環境省は、平成24年11月9日、東日本大震災による洋上漂流物の漂流予測中間結果について取りまとめ公表した。
 漂流物の形状によって海流や風圧流の影響が変わるため、以下の4つの場合に分けてシミュレーションを行った。
 [1] 海面下漂流物(海面上:海面下=0:1)
 [2] 標準漂流物(海面上:海面下=1:1)
 [3] 海面上漂流物[1](海面上:海面下=2:1)
 [4] 海面上漂流物[2](海面上:海面下=4:1)
 その結果、海面下漂流物については、太平洋上を東方へ向かい、ハワイ北方を通過後、2013年6月頃より北米大陸西海岸沿岸域に接近し始めると予測している。
 標準漂流物については、2012年8月から10月にかけて、ハワイ−北米大陸間の海域で滞留後、2012年12月頃より北米大陸西海岸沿岸域に到達し始めると予測している。
 海面上漂流物[1]については、2012年8月時点では、既に大部分が北米大陸西海岸の沿岸域に到達していると考えられ、太平洋上を漂う一部については、太平洋上を西方に向かい、2013年2月にはフィリピン海域に到達し始めると予測予測している。
 海面上漂流物[2]については、2012年8月時点では、既に大部分がアラスカからカナダの沿岸域に到達していると考えられ、太平洋上を漂う一部については、太平洋上を西方に向かい、徐々に拡散していくと予測している。
 今後は、今回行ったシミュレーション結果を基にして、引き続きその精度の向上及び予測期間の更新を図るとともに、今回のシミュレーション結果や、今後得られる結果も踏まえて、内閣官房総合海洋政策本部事務局取りまとめの下、関係国・機関と情報共有・協議を行い、政府として必要となる対応を検討するとしている。【環境省】

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